RICE はお米ではないし、
TEA はお茶ではない。
MOUNTAIN は山ではないし、
BEACH は砂浜ではない。
HOUSE は家ではないし、
KITCHEN は台所ではない。
SCHOOL は学校ではないし、
TEACHER は先生ではない。
JUDO は柔道ではないし、
BASEBALL は野球ではない。
GOD は神様ではないし、
FAMILY は家族ではない。
「 なんですか? 謎々か何かですか? 」
そう思ったあなた、違います。
「 いや、アップルは林檎やろ! 」
違うんですよ、アップルと林檎は。
答えは簡単、APPLE は APPLEです(笑)
「 お前、えーかげんにせーよ。。 」
そう短絡的にならないでください。
何が言いたかったというとですね、たとえ
同じ物・モノなどを思い浮かべたとしても
その人その人の文化や言語などの
バックグラウンドが違えば、
それはまったく違ったものとなる。
想像してみてください、
例えばあなたが思いつく大きな山を
絵に描いてくださいとした時
まあ日本人なら富士山を描くでしょう。
欧州人ならアルプス山脈のどこか、
ユーラシア大陸ならヒマラヤ山脈、
南米の人だったらアコンカグアだとか。
当然それぞれが住んでいる場所や文化に
よって「 山 」と言っても思い浮かぶものは
まったく異なるものになります。
HOUSE と KITCHEN なんて言わずもがな、
一般的な日本の家と他国の HOUSE
一般的な日本の台所と他国の KITCHEN
見た目から 作りから 様式から 機能まで
まったくもって別物じゃないですか。
要はですね、自分以外や
多文化を理解しようと試みる時には
自分の目線や常識にその対象を無理矢理に
落とし込んで理解しようとするのではなく
それはそれとして理解するということが、
最も自然に他を理解できる。
そういうことだと考えます。
「 FAMILY は家族って意味なんだ~ 」も
間違っているわけではないのですが、
FAMILY は FAMILY なんだとして理解する。
「 この人(この人達)にとって
FAMILY ってこういうものなんだ~ 」
と理解できれば、その言葉の意味合いや
相手方の思いに近づけると思います。
ごめんなさい。
文章上では伝わり辛いことを
長々と書いてしまいました。
これに気付いた時、なんだか色々と視界が
開けたことを共有したくて書きました。
ちなみこの視点は別に英語だとか仏語だとか
言語や文化面の違いについての時のみに
使えるだけではなく、同じ日本人同士だって
その人その人にとっての「 家 」や「 家族 」
の意味合いやそれに対する感情も様々だし。
こういう多面的な視点や、相互理解が
特に欠落しつつあるのが昨今の
世相ではないかなと感じたりしています。
と、ちょっと社会派な部分を醸し出して(笑)
今日はいったん終わりにします。
この辺りの話は書き出すとどんどん
長くなってしまうので、またの機会に。
外装工事も着々と進んでおります。