あなたは人を信じますか？

信じませんか？

・・・・・・・

答えるのが難しいですか？

そうですか。

そんなに難しいもんですかね？

私は人を信じるとか、信じないとか。

そういうのは無いです。

はい、無いです。

「どゆこと？」

「ほら、嘘つくとか裏切るとかあるやん」

うむ。

まあそういう時もあるよね。

くらいの感じです。

「怒るとか、悲しくなるとかないの？

　　　　　　　そんな仕打ちを受けてさ」

別に怒りも悲しみも無いですよ。

だってそれは、その時その瞬間に

その人が咄嗟に紡ぎだした

反射・反応

でしかないですからね。

そんな一瞬の反射や反応で飛び出てきた

態度や言葉に、いちいち一喜一憂していたら

こちらも一緒になって疲れちゃうじゃない。

咄嗟についた嘘や裏切りであったとしても。

それはこいつを裏切るぞ！裏切ってやろう！

とかまでの、

すごーく深く考えた上の結果ではなくて

今まで培ってきた経験や体験の中にある

記憶を元に、ただただその時その瞬間

反射的に反応しているだけ。

それの証拠が皆さんも人生で一度や二度の

経験では無いはずのこの感情、この後悔。

「あー、やっちまったなぁ 」

あの時

「なんであんな言葉を吐いたんだろう」

「なぜあんな態度を取っちゃったんだろう」

「本当に言いたいことは他にあったのに」

「穴があったら入りたい」

「あの日に戻って心から謝りたい」

などなどなど。

謝りたければいつでも謝ればいいし、

入りたいだけ穴に入ったらいい(笑)

ね？

ふかーく熟慮した上で出たものではなく、

本当に咄嗟に出ちゃってますよね？

だから後悔もするし、恥ずかしくもある。

でもね、それでいいんですよ。

それが人間なのかもしれない。

感情の塊としてこの世に生まれて。

感情の波の中を彷徨い泳ぎ続け。

最後には「あぁ、良い人生だった」と、

そういう感情にひたり消えてゆく。

このような考え方があると知った時、

私はこの世界や人間の反応に対して

いちいち反射的に反応するのではなく、

許容と寛容の入り口の入り口くらいには

立てたんじゃないのかと感じています。

「いやいやお前も、

　　まあまあ怒っとるやないかい」

そんな時は、

悪びれもせず素直にアイアムソーリー。

皆様も、私のちっぽけでしょうもない

反射・反応に出くわした際は

氷の微笑にてご対応ください。

「 しょうがねェ 」で、済むこともあれば

済まないようなこともあるので、そこは各自お気を付けください。