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2022.11.13

才能を愛する

2021.8.15に「人生はライブ感」という

記事を書き、そこで

「 THE FIRST TAKE 」

というYouTube番組の中から

お勧めの動画を紹介いたしました。

今日は久しぶりにまた前回と同様

流行り廃りはいっさい考慮せず、

ただひたすら私の好みでいくつか

チョイスをしていきたいと思います。

MAISONdes –

ヨワネハキ feat. 和ぬか、asmi

謎の暗号の羅列のようで、

どれが曲名でどれがアーティスト名か

初見での読み取りが難解ですよね。

説明いたしましょう!

MAISONdes は「どこかにある六畳半

アパートの各部屋の住人の歌」を

コンセプトに、楽曲ごとに「歌い手」と

「作り手」を替えて発表する。

いわばプロジェクト名。

和ぬか が作り手で、asmi が歌い手。

そして「ヨワネハキ」が曲名となります。

前置きが長くなりました。

肝心の動画の方はというと

初っ端から祭囃子を想起させるリズムが

特徴的なこの曲なのですが、

一発撮りでこのレベルの歌唱ができるなんて

本当にプロは凄いなと唸らされます。

リズムにしろ、音程にしろ、歌声にしろ

寸分狂わぬ生歌に初っ端から震えます。

着用しているピンクのフリースが可愛く

似合っており、思わずネットでその

ブランドの男性物などを調べてみたら

およそ岐阜では着てはいけないような

アバンギャルドさに震えました。

変態紳士クラブ – YOKAZE

分かります。

何も言わずに聞いてください。

そう、躊躇わずに再生ボタンを押せば

目の前は気持ちの良い

夜景と風、そしてドライブ。

流れるフロウ、優しい声、心地よいリズム。

そう、みんなが思ったはず。

ラップしそうな方が歌い、

ラップしなさそうな方がラップする。

「 常識に正直に生きるのは

  病気になりそうなんだよ 」

「 なるようになるさ大抵

  失敗すらいつかダイジェスト 」

Saucy Dog – いつか

原曲のバンドバージョンの

エレクトリックギターサウンドが

音の作り方がとても甘くて非常に

好みなのですが、THE FIRST TAKE

バージョンはピアノと弦楽器のみで

構成されており、これがまたこの曲の

良さを存分に引き出しています。

そしてボーカルも含め演者が全員容姿端麗。

ストリングス陣はどうやって

このクオリティのメンバーを集めたのか、

メンバー集めの極意が知りたい。

SUPER BEAVER

  feat. 長屋晴子 – 東京

正直おじさんにはSUPER BEAVERさんの

ような出で立ちだと少し敬遠気味に

なってしまうのですが、この動画の

一つ目の発声を聞いて、すぐに

ごめんなさいを心の中で呟きました。

私認定、天が二物を与えたり。の

長屋晴子さんに負けず劣らず

声と歌い方に色気がある。

服装からしてお互いの個性と個性が

ぶつかりそうな恐れもある中、とにかく

二人の圧倒的な歌唱力と存在感が

曲が進むにつれ不思議と溶け合ってゆく。

圧倒的な才能と実力の前では、そんな

杞憂など微塵も必要ありませんでした。

Avril Lavigne – Complicated

今回のトリを飾るのはこの人、

アヴリル・ラヴィーン!

まさかの THE FIRST TAKE に登場です。

この曲を含むアルバム「 Let Go 」が

発売されたのは今からちょうど20年前。

彼女は当時、若干17歳!

私も当時、若干23歳!

20年経って、はっきり言って中身から

外身からすべてが変わっている私。

20年経っても変わらぬ歌唱、

少し鼻にかかった

甘く心地よい掠れが残るアヴリルの歌声。

「 Chill out whatcha yellin’ for?

 Lay back it’s all been done before 」

このような素晴らしき動画を気軽に見られる

なんて、なんて素晴らしい時代なんだ!

最後に180度話は変わりますが、この週末

私が所属するBJJの道場主催で

ある格闘技大会がありました。

最初から最後まで観戦・応援を

しておりましたが、そこで感じたのは

並外れた肉体的才能と鍛錬の賜物である

攻撃や防御の見事な技術。

ちょっとやそっとでは到達できる

ものではない驚異的な世界。

恥ずかしげもなく言わさせてもらえば、

「 自分もこんなステージで戦いたい!」

音楽にしても格闘技にしても

どちらもすこーしだけ齧り、すこーしだけ

それらの世界がどういうものかの入り口を

知っている身としてはこの週末、その

両方の世界の決して手の届くことのない

ステージと才能を全身に降り注ぐように

感じ、嫉妬などはとうに通り越しもはや

畏敬の念を抱くとともにこの才能達を

楽しもうと心の底から思いました。

男たちの熱き肉体の祭典

そーいやっさ そういやさ 岐阜ではなかなか着れないさ

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