ちょうど一年前の記事、

「 シームレスに生きたい 」で

一個人としての年末年始や様々な節目に

関しての主観を書いておりますので、

ご興味がございましたら

そちらをご参照ください。

というわけで、大晦日も元旦も三が日も

変わらずシームレスに過ごしています。

滑らかに継ぎ目のない日常。

特別感など敢えて装う必要もないほどに

毎日がスペシャル。

そんな内容の記事を書こうとしていた矢先、

その日常を一気に分断してしまう災害が

立て続けに起きてしまいました。

当グループ会社である北陸精錬が位置する

金沢市も、元日に震度５強の

大地震に見舞われました。

各家庭の安否と状況が少しだけ落ち着いた

ところで現地北陸精錬のメンバーが事務所と

工場の状況確認に向かってくれましたが、

幸いなことに大きな異常が無かったことを

ここにご報告させていただきます。

滑らかに、継ぎ目なく生きたい

これはあくまでも私の44歳現時点での

主観的指針であり、これが絶対である

などと思い込んでいるわけではありません。

当然ながら、一方で永遠に続くものなんて

もちろん無いことも重々理解しています。

そんなタイミングで

このような天災・人災が起きた。

物質的な支援をするも良し、

直接的なことが難しければ被災された

方々の平穏を少しでも祈るも良し。

各々ができることを尽くすことが大切で、

そこにはもちろん他と比べてどうなんて

陳腐な考えは微塵も持たなくてよいと

私は考えます。

いつもの。 日々の。 普通の。 日常の。

これらは当たり前ではないのです。

あたかも当たり前のように自分が

享受しているもの。

それらが急に奪われると時に人は、

我を失うことすら起こり得る。

何故かというと、全てが「 当たり前 」だと

思い込んでしまっているから。

錯覚してしまっているから。

人はそれが当たり前になったら

感謝をしなくなる。という当たり前のお話。

一昨年より縁があって

深く関わることになった石川県。

時間を重ねていくにつれて

人々の温かいお人柄や喋る言葉、もちろん

筆舌に尽くし難いほど美味しい海の幸など。

地元の方には怒られるかもしれませんが

もはや少しずつ勝手に故郷感、

ホームグラウンド感まで覚え始めた石川県。

当たり前なんて本当は無いんだけども、

でも今だけは当たり前だったものを

取り戻していく日々を祈っております。

また能登を訪れることができる日が戻ることを祈念して