あとほんの少し、
もうすぐそれが叶う、実現する。
折角そういうところまで来ているのに、
その手前で諦めてしまう人が多いのです。
もうすぐそのドアが開けるというのに。
確かにそのもうすぐって時が、局面が、
いつも本当に苦しいところなんです。
それで「もういいや、もう無理だ」と
諦めて止めてしまう、そのドアを開けずに
目前で立ち去ってしまう人が多いんです。
もう少しだけ諦めずに続けていれば、
そのドアは開いたかもしれないのにね。
私が幼い頃から祖父が
いつも私に言い続けてきてくれた言葉が、
今この年齢になって
とてもとても骨身に沁みます。
「 自分にだけは負けたらあかんよ 」
シンプルだけど大切なこと。
幾度となく聞いてきたこの言葉の
本当の意味が、44歳になった私を
何度でも立ち上がらせてくれます。
そんな祖父の誕生月でもあった7月が
灼熱のなか、明日で終わりを告げます。