先日、面白い会話がありました。
Aさんいわく、今の日本の経済は
「 ちいかわ 」と「 山田くん(誰?) 」と
「 スイッチ2 」で回っている。
らしいです。
上記3つが日本の経済を回しまくっている。
Aさんは、そのように仰っていました。
私にとってはどれも
よく分からない世界のお話。
日本の経済がそれらで回っているなどとは
見たことも聞いたこともなかったので、
即座にAさんに
「 どこの日本の話やねん。」と
ツッコミを入れてしまいました。
そして、直後にハッと我に返りました。
ひと呼吸置いて、今度は逆に
Aさんに聞いてみようと思いました。
私の日本では「 大谷翔平 」と「 井上尚弥 」
「 森保ジャパン 」で話題持ちきりだと。
彼らは日本どころか世界を股にかけて
歴史に名を残すような素晴らしい
活躍中だよね、もちろん分かるだろ?
そうしたら、
予想通りの答えが返ってきました。
Aさん:「 そんな日本は知らん。」
このやり取りの最中、私は一人
心の中で少し笑ってしまいました。
そうか、そうだよな。
お互いに「 そんな日本は知らん。」
「それはいったいどこのお国のお話?」
などと鼻で笑ったり、
「 何の話をしてんねん。。」と
呆れるのではなく
なるほど! と。
それぞれの人の感性、人生、
ライフスタイルに
それぞれの日本
が、存在しているんだよなぁ。
といった理解をしてみる。
そして、その上で
自分の知らない日本の話を
詳しく聞かせてもらい、一度じっくりと
そういう日本もあるんだなと
思いつつ、それを味わってみる。
そうすることで自分には見えていなかった
この国の新しい側面が見えてきたり、
良い部分や、もちろん問題点なども
今までとは違った切り口から
より深く考察できるのではないのか。
それってむちゃくちゃ
人生を豊かにしてくれる、
ひとつのアプローチなんじゃないのか。
そう気づいたことと、
そもそも私の知らないところで
いま日本では「 ちいかわ 」や
「 山田くん(誰?)」とかが
ある側面で経済を回してるんだと思ったら、
なんだか良い意味で笑顔になりました。
それが本日の冒頭のお話。
というわけで
今回のお話は、喩えを「 日本 」という
非常に大きな対象で表現したため
なんとも大層な感じにはなっていますが、
賢明な読者の皆さまなら
もうお分かりだと思います。
そう、このアプローチは
何にでも当てはまりますよね。
あなたが知っているあなたの会社と、
他の同僚が感じているあなたの会社は違うし。
あなたが知っている著名人〇〇と、
あの人が想像している〇〇も違うだろうし。
あなたが知っているあの国と、
あの人が思っているあの国も違うだろうし。
あなたが知っている幸せの形と、
あの人が大切にしている幸せの形も違うし。
そして、あなたが知っているあなたと、
あの人が知っているあなたも勿論違う。

ちなみに私は「 ちいかわ 」ではなく、「 すみっコぐらし 」派です。