私もその昔は執着の塊、
権化のような時期がありました。
当たり前と言えば当たり前ではあるのですが
その傾向は若ければ若いだけ酷かったです。
特に幼稚園児から小学生くらいまでなんかは
「 おれのものは、おれのもの 」
「 おまえのものも、おれのもの 」
という、文章にして入力すると
これはなんの呪文ですか?笑 の、あれ。
まあ、とにかくやんちゃくちゃで
自分が気に入らなければ暴れん坊。
やりたいことがあれば
人を押しのけてでもやる。
欲しい物があれば
なんとしてでも手に入れる。
大人だったら刑務所行ですね。
そこから紆余曲折、試行錯誤。
断崖絶壁を乗り越えて、
今の私の目指したい終着点は。
「 この世の中に自分のものなんて
なにひとつ無い。」
という境地。
物でも、人でも、お金でも、地位でも。
もちろん人の心でも。
自分のものではないのだから
それらを「 他人に奪われる 」とか、
「 消えて無くなってしまう 」
などという設定は持たなくてよい。
たまたま今日まで私のそばにあったものが
次はあなたや、そなたのそばに
移動するだけという感覚。
というわけで、そういったことに
執着しないから苦しまない。
執着しなければ私もあなたも
今日からどれだけでも自由でいられます。

「全ての事象はとどまらず、
変わらないように見えて少しづつでも変化をしているんだよ」
「変わらないようにすることの方が、本来は難しいことなんだよ」